どもっ!
前回記事の、
続きです。
そして家に帰っても余り元気がないチビなんですが、とりあえずこの年頃の子供に絶大な人気がある、みんな大好きアンパンマン!の番組を見せた後、なんとか泣きやんでくれました。
そして嫁さんもいつものように夕食の準備に取り掛かり、僕もチビの様子を見ていたのですが、時折思い出したかのように泣き出します。
「相当怖かったんやな、トラウマになれへんかな…」
と思いつつ夕食ができたので食べようとすると…、
なんと、チビの右耳から血が流れているじゃないですかっ!
内部なのか外部なのかわからないのでとにかく症状を調べると…、脳の損傷も考えられるとのことなので慌てて休日にやっている病院を探してもらう為に電話をしました。
こんな時にこそ父親は落ち着いていなければだめだ!と自分に言い聞かせ電話をするのですが、なかなか繋がりません…。
よし、救急車を呼ぼう!
救急車って呼んだことがないし、もし結果大したことじゃなかったら申し訳ないような気がしてためらってしまうのですが、この時ばかりは決心をして初めて救急車を呼びました。するとほどなくして救急車は到着、生まれて間もない下のチビがいてるので嫁さんには、
大丈夫!俺が1人で連れて行くわ!
とカッコよく言い放ち、上のチビを抱きかかえ救急車に乗り込みました。
しかし救急車に乗り込み、自宅マンションの前で停車中の車内にて状態の説明をしてから受け入れ先の病院を探している間もチビは全然泣きやみません…。ずっと、
かぁ〜ちゃ〜ん!
と言いながら泣いていて、5分前にカッコよく俺が1人で行くっ!と言っていた僕は、
「あのぉ〜、一緒に行ってもらえへんかな?」
と速攻嫁さんに電話します…。だっせぇ~!
そして嫁さんが来てチビも落ち着いて受け入れ先も大きい救急病院に決まり、脳の検査もすぐにしてもらいましたが幸い脳に異常もなく、ホッとして帰路につきました。
家に着くと病院に行く前はすぐに食べれる状態で食卓に並んでいた、できたてほっかほかの夕食が冷え冷えの状態で温かく迎えてくれました…。その光景を見ると、
「突如現れた幽霊船の中に入ると晩餐の用意だけが残され、乗組員の姿は1人もなかった…」
みたいな状態でした。
次回に続きます。
ではっ!