サイトアイコン 純粋な雑種

分譲地を購入する時に気をつける契約方法

どもっ!

さて早く家を決めたいと思うようになり始めていた僕は、家族を連れて前回の分譲地へ再訪したわけですが、現地を見学した時に建売住宅感バリバリのモデルハウスを見た嫁さんが、全然気に入ってないのがすぐにわかりました。

「設計次第でなんとでもなると思うで~!」

と、これ以上の家探しの煩わしさから購入に傾いてた僕は、訳のわからんプレゼンをしますが、嫁さんは口にこそ出してないですが当然う~ん…という感じでした。

モデルハウスを見学したあとは不動産会社の事務所に戻り、もし契約するとなった場合にどういう流れでの手続きになるのかを聞きました。この会社では土地、建物同時契約という形になるみたいで、建売住宅(建築条件付きなので売建)と同じような契約の流れでするらしいです。

この契約方法の場合、建物の設計プランに納得できなかった時や、契約時より見積もりが高くなり資金計画が難しくなった時でも、先行で建物の請負契約が交わされているので、泣く泣く我慢してその会社で家を建てるか、契約時の手付金を放棄してこの物件を諦めるかの選択になります。

本来の建売住宅との明確な違いとして、建売住宅の場合は建物がすでに建っているのでほぼ確定した販売価格がわかります。それに加えて間取りなどの好みは、実物大で見ることができます。そういうことで上記のような心配は、極力少なく済むと思います(住んでからの怖さは一部の建売住宅に存在しますが…)

建築条件付き土地の多くは、ある程度のプランのパターンが決まっている自由設計という形で、まず土地を売ってから建てる売建住宅になることが多いと思います。その場合プランから外れた設計が可能なこともありますが、分譲地のスケールメリットである決まった資材や設備を施工するという枠から外れ、建築費が膨れ上がる恐れがあります。もし元々のプランから外れた設計が不可能な場合でも気に入らない設計のまま建物を建てなくてはいけなくなります。

先程も触れたこの2つが建築条件付き土地を土地・建物同時契約する事で起こる大きな不満になることが多いです。

では建築条件付きの土地を買う場合はどうすればいいか?例えば建物のプラン(間取り、仕様、設備、オプションを踏まえた金額)をほぼ決定してから、同時契約(土地売買契約、建物請負契約)する方法があります。

しかし上記の場合、土地を押さえずにプランを進めて行くので土地が先に他者に売れてしまう可能性があります。多くの不動産会社の場合プランを進めている先客がいるのに一言もなしに後から現れた他者に売るようなことはないかと思いますが、まれにそういう会社もあるみたいです…。

また他者が現れることで焦らされる可能性があると思います。もしくは焦らすために他者が現れたフリをしてカマをかける不動産会社もあるみたいです。不動産会社側から見れば、契約が決まっていない客に綿密な打ち合わせを重ねて、最終的に逃げられたら…という意識が働くのが理解できるだけに何とも…。

じゃあ建築条件付き土地を購入するのにはどうすればいいのか?

そんな場合に有効なのが本来の建築条件付きの土地の購入方法である、土地・建物を別契約にすることです。

その流れは、まず建築条件付き土地の土地だけを売買契約します。その契約時から3ヵ月以内(猶予あり)で建物のプランを決めます。もし双方の努力の結果3ヵ月以内にプランが決まらず建物売買契約に至らなかった場合に限り、この契約は白紙解除にできます。その場合は手付金もちゃんと返ってきます。返らないのは1番高い時間だけです…。タイムイズマネ~!

ただこの契約の仕方を拒む不動産屋がいてることも事実で、もしそれができないなら他の不動産屋を探すのも手だと思います。

さぁ、そのあたりのことは今回調べていたのでこの不動産屋に聞いてみました。

「この辺では同時契約が普通です。もしポチィさんが個別契約にしたいならしますけど、印紙代も倍かかってきますよ。」

と、言われました。

印紙代?別契約で2回かかっても今なら3万ぐらいやろ!(注:平成30年3月末までのこの物件価格の場合)

と思いますがここは黙って、へぇ~なんて言いながら聞いていました。

後々、別の不動産屋さんに今回のこの話をした時に、

「やっぱりお互いに納得して家を建てるために建築条件付きの土地は業界全体が個別に契約するのが普通という風に正していかなアカンと思います。ただその収入印紙云々のことを理由にする言い訳はかなり苦しいですね〜。」

とおっしゃってました。

こういったいきさつもあってこの分譲地を買おうというモチベーションが下がった僕ですが、成功すればラッキーぐらいの感じで最後に、

この分譲地の建築条件外すことは可能か?可能な場合の土地価格はどのくらいになるか?

ということを聞きました。新規分譲地なんで可能性はほとんどないことはわかっていましたが、後で聞いておけば良かったー。となるのが嫌だったので聞いておきました。上と相談して後日返答すると言ってくれましたが、やはり結果はNOでした。

この不動産から帰る電車の中で嫁さんに感想を聞くと、

「手が届く価格でも、あの家に3200万も出して買うのんはもったいない気がする…。」

ほ~ら、やっぱり気に入ってないやん!

今回の分譲地の件は後日丁重にお断りしました…。しかし家探しの面倒くささからくる、僕の変なプレゼンでこの分譲地に決まらなかったことは本当に良かったと今は思っています。

ナイス!うちの嫁っ!

では!

モバイルバージョンを終了