どもっ!
今日1月17日は決して忘れてはいけない、だけど思い出からは消したくなるようなことが起こった日です。まだ10代後半だったこの頃の僕は海外で生活していたため、日本で暮らしている家族の元へすぐに電話をしましたが、約2日間電話が繋がらなくて不安な日々を送ったのを憶えています。
幸い僕の実家では家具が倒れたりしたものの、誰も怪我をすることなくその時はホッとしましたが、僕の様なケースばかりでなく悲しい思いをされた方がたくさんおられたとことと思います。
この大地震の時、旧耐震基準の建物と新耐震基準の建物とでは、その倒壊率が全然違ったと聞いています。
人が悲しいこと、つらいことを乗り越えて強くなるように、その人を守る技術もこういった経験を無駄にせず、これからもより良くなっていってほしいと思います。
僕も今回の建築で安全で安心して住める『終の棲家』にする為、
- ハザードマップ(土地選定時)
- 耐震等級(建物設計時)
- 停電時電源確保(パワコンの非常用コンセント移設)
- ライフラインの区分(オール電化にしない・エコワン導入)
そういったことも考えてきました。
人の記憶は良くも悪くも薄れていくもので、この1.17の経験もよほどの悲しい思いをした方以外の多くの人は少しずつ気持ちが薄れていっていることと思います。
上記に挙げた僕が今回の新築計画時に考えたことが、これから必ず起こるであろうと言われている有事の時に正直どれだけ機能を発揮してくれるのかはわかりませんが、これから新築される方も建築初期の段階では安全対策という面を外さないで、その後の仕分け作業で予算と相談しながらバランスの良い最高の『終の棲家』を建てられることを願います。
ではっ!