ポチィです、どもっ!
以前、購入日記というカテゴリで2記事ほど書いた商品レビュー的な記事ですが、
カテゴリ名も改めまして、今回は第3弾を書きたいと思います。
新カテゴリ名は『買ってよかった オススメ』です。
このカテゴリ名にしたからには少しプレッシャーがありますが、購入して大正解だったと思うものに出会った時に、
「これ、アタリやん!」
と、ポチィは言うのですが、その自己満足の一言が出たものを中心に紹介していきたいと思います。
それと購入して大正解とまではいかないものの、やや正解的な物も良いところや悪いところを踏まえて紹介することもあるかも知れないので、それは旧カテゴリのまま『購入日記』として今後も投稿していきたいと思います。
あっ!あくまでも全て個人的な主観での評価ですので、その点はご考慮下さいませ…。
さて記念すべき第3弾、リニューアル1発目は、
Contents
謹製釜炊き三昧:UMICウルシヤマ金属工業株式会社
ネーミングからして完全にお米に関する物と察するかと思いますが、ガス専用の炊飯羽釜になります。
我が家の炊飯器選び
近年は電気炊飯器の製品技術が進み、美味しいご飯が炊ける製品がたくさん出ていますが、昔は電気炊飯器の評判は悪くて、実家暮らしの子供の時からガス炊飯器のごはんを食べて育ってきました。
ポチィの嫁さんの友達で白ごはんが嫌いで食べなかった人がいてるのですが、ガスで炊く炊飯専用の鍋でごはんを炊くようになって白ごはんの美味しさがわかり、食べれるようになった人がいます。
ポチィはそこまで味覚が鋭くないので、もし子供の頃から電気炊飯器のごはんで育っていたなら普通にそのまま食べていたと思います。ただ比較対象としてガス炊飯器のごはんの味知っている今では、たまに性能の悪い電気炊飯器のごはんを食べた時に、あまり白ごはんにうるさくないポチィでもその違いが歴然としてわかります。子供の時に実家に来たお客さんが我が家のごはんが美味しいと言っていたのが今になって理解できます。
そんなポチィですが結婚しても賃貸マンションにガス栓(ガスコンセント)がついていたので、ガス炊飯器を使っていました。こんな感じのやつです。
リンナイ 直火の匠 タイマー・ジャー付きガス炊飯器 5.5合炊き・ダークブラウン・都市ガス13A用 RR-055MST2(DB) 13A
お手頃価格でおいしいごはんが食べたいならガス炊飯器が1番!
ですが、新居ではガスコンセントを導入しなかったので炊飯器を買い替える必要がありました。我が家の候補に上がった炊飯機器を紹介したいと思います。
高級電気炊飯器
日本では一番メジャーな電気炊飯器は当然最初に候補にあがりました。
最近の電気炊飯器は各メーカー色々な特徴のある製品が出ています。加熱方式はマイコン式やIH式、圧力IH式とあり、機能や特徴も南部鉄器釜やおどり炊きや銘柄炊きなど挙げればきりがないくらいです。価格も1万円くらいから10万円を超えるものまで幅広いラインナップになっています。
ガス炊飯器を買い替える前は、今の電気炊飯器のレベルは上がっているみたいやし、新居では電気炊飯器にすればいいや!と軽い感じで考えていたのですが、安い電気炊飯器は未だにオススメできないと購入して失敗した知人や家電量販店の店員から聞いて迷い出しました…。
家電量販店などで電気炊飯器で炊いたごはんの試食も何度かしましたが、PRなのでどれも上位機種と呼ばれる高額な高級炊飯器の白ごはんばかりで中位機種、下位機種のごはんの試食はありません。最後までそのランク製品の白ごはんを試食できなかったのでなんとも言えませんが、オススメできないと言われると電気炊飯器はある程度の値段の製品を買わないと、長い期間美味しくないごはんを食べることになるし…。ただ中位から上位機種の高級炊飯器になると安くても5、6万円、高いものでは10万円を超えるので、新築に引っ越してただでさえ物入りな時期に痛い出費になるので迷うところでした。
以前にグランフロント大阪でパナソニックの最新上位機種と中位機種の白ごはんの食べくらべをやっていたのですが、これに参加したポチィも嫁さんも中位機種の方が美味しく感じました…。そうなんです、炊飯器は高ければ1番美味しいごはんというわけでなく、最終的には個人の好みなんです…。
もちろん購入してしまえば他と食べくらべをする事なんてないので、明らかに不味いごはん以外はそれで満足を得られるのだと思いますが、こんな風に機種ランクの逆転現象を自ら体験すると高級炊飯器を買うことに疑問も出てきました。
ですがやはり1番メジャーで種類も豊富な電気炊飯器ですので、いい炊飯器が見つからなかった場合は電気炊飯器の中で選定するつもりでいました。
バルミューダ・ザ・ゴハン
電気炊飯器と並んで1つの候補として以前から考えていたのが新しいコンセプトの電気炊飯器、バルミューダ・ザ・ゴハンです。
高機能デザイン家電で有名なバルミューダから電気炊飯器が発売されることをテレビ番組の『ガイアの夜明け』で見て知っていました。
何が今までの電気炊飯器と違って新しいのかと言うと、釜が内釜と外釜のニ重構造になっていてお米を入れる内釜と外釜の間に水を入れて、加熱された水蒸気でゆっくりと100℃を超えない加熱温度で炊き上げるコンセプトになっています。そうすることで釜の内部で対流が起きずにお米の表面を傷つけず、香りとうまみを米粒の中に閉じ込めます。パナソニックのおどり炊きとは真逆の発想ですね。
この炊き上げ方法が良いのか悪いのかは別として、大手とは全く違ったアプローチで美味しくごはんを炊こうと思ったことが、面白くて画期的な試みだと感じてチェックしていた製品です。
バルミューダ 3合炊き 電気炊飯器 BALMUDA The Gohan バルミューダ ザ・ゴハン K03A-BK ブラック
デザイン家電で有名なバルミューダの画期的な炊飯器
そして発売されて店頭で試食できる頃になるのを見計らって家電量販店に向かい、その場で試食をして家に居る嫁さん用にもう1つ試食をもらって帰りました。
話は少し変わりますが、冷やごはんをたまに食べると美味しくないですか?
ポチィは歳を重ねるにつれて保存状態が良い冷やごはんが美味しいと感じるようになりました。夏場はそこに冷たいみそ汁、焼きのりなんかがあると最高です。あと最近は健康のために控えていますがインスタントラーメンと冷やごはんというこのチープ感極まりない組み合わせが大好きです。最近は冷やごはんがダイエットに良いなんてことも聞きますし、かなりの潜在能力を秘めています。もちろんあたたかい白ごはんも好きですし、日本人が愛するあの炊き立てごはんの独特のにおいも最高です。
ですが冷やごはんになるとあの独特のにおいが抑えられ、甘みやもっちり感が増してごはん本来の味が際立つ感じがします。そんな冷やごはんですが炊飯状態が悪いと、逆に不味さが目立ってしまいます…。
上記のことを踏まえまして、冷めた時のごはんの味も炊飯器を選ぶ充分な判断材料となるので、家に居る嫁さんと試食する用にもう1つ貰って帰ったわけです。
その結果、嫁さんもポチィも冷めた状態でも美味しいと感じたので、この時点ではバルミューダ・ザ・ゴハンは購入候補になりました。
バルミューダ・ザ・ゴハンの感想
炊きあがったごはんの個人的な感想は、
- 米粒1つ1つがはっきりしている(少しかため)
- その分、口に入れた時の甘みは少ないが噛むほどに甘みが増す
- 冷やごはんも美味しく感じた
といった感じです。
製品自体の感想としましては、
- 今までにないデザインで良い
- 余ったごはんを冷凍保存する我が家には保温機能がないこの製品は合っている
- 炊いた翌日の昼食で嫁さんと子供が冷凍ごはんを食べる我が家では、前日に多めに炊いて余らせる必要があるため最大3合炊きは小さい
- 上記のことを踏まえると炊飯回数が増えるので手間も増え非効率になる
- 出始めで値引きもなく約45000円と、そこそこ高い
- 特長である二重釜が毎日洗うとなるとめんどくさそう
という感じです。
ただ発売からしばらくして我が家で不採用になった決め手になる出来事がありました。
それは発売から数ヵ月しか経っていないのに家電量販店の店頭の実機に内釜のコーティングが剥げている部分がありました。特に外釜と内釜の組み合わせ部分のコーティングの剥げは、どの店舗の実機にも出ていました…。ショッピングサイトの商品レビューをみると内釜の内側もコーティングが剥げるという記述もあり、そこから錆びることもあるみたいです。
結果『バルミューダ・ザ・ゴハン』は購入候補から外れました。
新規参入事業なのでこれから集まるユーザーの声を聞いて改善されると思うので仕方がないと言えば仕方がないのですが…。とは言え新しいコンセプトでこれだけの商品を作ったわけですし、バルミューダにはこれからの製品改良に期待したいです。『ガイアの夜明け』を見てこの会社の代表取締役の方の気概や人心掌握術的な部分も勉強になりましたし、これから良くなっていく製品だと思います。
もし高確率で起こるかも知れないコーティングの剥げが気にならなければ、一人暮らしで頻繁に自炊をしない方には向いている商品かも知れません。
最高3合炊きという点もそうですし、デザインも女性が持っているとカワイイ、男性だとカッコいいになるデザインだと思います。釜のコーティングのことには目をつむって、おしゃれ優先、新しい物好き、美味しいごはんが食べたいという方にはピッタリかなと思います。
バーミキュラ ライスポット
もう1つバルミューダ・ザ・ゴハンと並んで迷っていた新製品がありました。愛知ドビーという会社のバーミキュラ ライスポットという製品です。
バルミューダとバーミキュラ…、少しややこしいですが、こちらは鋳造メーカーの商品です。傾いていた経営を「町工場から世界最高の製品を作りたい」という思いから兄弟で『鋳物ホーロー鍋 バーミキュラ』の開発によって再建した、ちょっと『下町ロケット』的な会社です。
バーミキュラ鍋は聞いたことがある方もいてるかと思いますが、100分の1ミリの精度で作られた鍋と蓋の高い密閉性で、カレーや煮物を無水調理で美味しく仕上げることができると有名になり、納品に15ヵ月待ちになったこともある鋳物ホーロー鍋です。
この鋳物ホーロー鍋でごはんも美味しく炊けるとのユーザーの声から、炊飯に特化した形で開発されたのが『バーミキュラ ライスポット』です。
バーミキュラ鍋に専用のIHコンロが付いたような形状の製品です。他のバーミキュラ鍋と同じように鍋自体は鋳物のホーロー製なのでガスコンロでの使用もでき、無水カレーやローストビーフなど色々な料理がガスでも専用IHコンロでもできるので、炊飯も簡単にできるバーミキュラ鍋と呼ぶ方が合っているのかも知れません。
こちらの製品も店頭に並ぶ頃に試食に行きました。大手家電量販店では現在ビックカメラとヨドバシカメラで取り扱いがあります。
バーミキュラ ライスポットの感想
炊きあがったごはんの個人的な感想は、
- お米の1粒1粒が立った感じでバルミューダに似ている(少しかための炊き上がり)
- でもバルミューダよりふっくらしていて甘みが強い
- 冷やごはんも美味しく感じた(バルミューダと遜色はない)
といった感じです。
製品自体の感想としましては、
- デザインも斬新で新鮮で良い
- 保温機能はないが最大5合炊けるので多めに炊いて冷凍保存する我が家には最適
- 79800円(税別)と価格は高く高級炊飯器が買える価格帯である
- この価格をバーミキュラ鍋も同時に手に入れたと思えるかがカギ
- 鋳物の鍋なので重たい(鍋の重さだけで約4kg)
- 美味しい無水カレーが作れるのは良いが、その時の白ごはんは何で炊けばいい?
- 吹きこぼれにくい構造(フローティングリッド)と謳っているが、普通に吹きこぼれることがあるらしく、炊飯中に蓋の位置をイジることで改善されるという時があるみたいだが炊飯中にその作業をすることが面倒
- ホーロー塗装が剥がれた時はリペアができる(有料)などアフターケアがしっかりしている
という感じですが調べていると、この製品に気になる商品レビューが…。
それは蓋と鍋との密閉性の精度と耐久性を良くする為に、この接点部分にはホーローのガラスコーティングがされていない為に錆びることがあるみたいです。
「またサビかいっ!」
ひどいサビにならない内に処置すれば大丈夫みたいなんですが、炊飯に使うのでその部分に食用油を塗って防サビをする訳にもいかないし…、ちょっと値段の割に手間がかかるかなと感じました。この点に関しては公式HPのよくある質問のページにケアの仕方などが記載されています。
あと無水調理のカレーや、ローストビーフなど色々な料理に使えることが逆に我が家では要らない機能になる気がしました…。
「なんかカレーの匂いとか移りそう…。」
店頭で説明していた店員さんも「カレーの後は、よく洗って下さい。」と言っていましたし、さきほど感想欄で触れましたがカレーとごはんを一緒に食べる時は、
- 無水調理でカレーを作る
- 出来上がったカレーを他の鍋に移す
- バーミキュラをよく洗う
- バーミキュラでごはんを炊く
- いただきます!
という工程か、
- バーミキュラでごはんを炊く
- ごはんをおひつなどの容器に移す
- バーミキュラを洗う
- 無水調理でカレーを作る
- 冷めているであろうごはんをレンジで温めなおす
- いただきます!
という面倒な工程になります。それなら専用IHコンロの機能を炊飯だけにして価格が抑えられている方が我が家ではありがたいかなと思いました。この価格でカレー用にもう1つバーミキュラ鍋がセットになっているのであれば文句はないですが、それでは売れば売るほど赤字になっちゃいそうですね…。
ということでこの『バーミキュラ ライスポット』も候補から外れました。
さぁ、こんな感じで何を買おうか迷っている時に、もう1つ候補になる製品に出会いました。
伊賀焼窯元 長谷園 かまどさん
ひょんなことから候補になったのは、三重県伊賀市にある180年以上の歴史をもつ伊賀焼の窯元の製品『かまどさん』です。最近テレビ録画用HDDの整理をしている時に少し前の『カンブリア宮殿』で特集されているのを見つけ、そのまま整理をやめて見入ってしまいました…。
火加減が難しいと言われていた土鍋での炊飯を、おいしく手軽に炊けるように開発された土鍋です。
【はじめ、ちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子が泣いても、蓋とるな】
かまどでごはんを炊く時に古くからある炊き方の指南みたいな言葉です。そのかまどで炊いたようなふっくらとした美味いごはんが、土鍋の底をぶ厚く作り上げることで面倒な火加減の調節をしなくても中火だけで【はじめちょろちょろ…】を簡単に可能にした画期的な土鍋です。
三合なら中火で約13分と蒸らし時間が20分で炊き上がり、その間の火の調整はいらないそうです。吹きこぼれ防止の為に蓋が2重構造になっており、土鍋なので錆びる心配もありません。
少し古いですが2014年10月号の『家電批評』という雑誌の【本当に旨い米が炊けるランキング】で、10万円以上する炊飯器、圧力鍋やガス炊飯器など様々な調理器具で炊飯した結果をランキングしたところ、それらを抑えて見事1位に輝いた製品だという紹介も番組内でありました。
鍋の大きさも5・3・2・1合炊きの4種類あり、コンロの自動炊飯機能には対応していませんが、長時間の煮炊きに火が消えないようにSiセンサー対応3合炊きかまどさんもあります。
当然特集番組なので番組を見る限りは美味しく簡単にごはんが炊ける謳い文句がちりばめられています。そんなこともあり我が家の新しい購入候補にかまどさんが一気に踊り出ました。
ただ1つ番組を見ていて他に気になることが…。
先程いった『家電批評』という雑誌の【本当に旨い米が炊けるランキング】の順位表が番組映像の中に一瞬映った時に見えたランキング2位の製品の名前です。家電好きのポチィですが全然聞いたことがない製品名だったので、電気炊飯器ではないことはすぐにわかりましたが気になったのでもう一度録画を巻き戻して見ました。
それはウルシヤマ金属工業株式会社という会社の製品で、
『謹製 釜炊き三昧』
という名前でした。聞いたことねぇ~!
謹製 釜炊き三昧
ウルシヤマ金属工業…初めて聞く会社名で気になったので早速公式HPを見てみました。調べると新潟県にある主に鍋やフライパンなどの金属製キッチン用品の製造会社のようで、びっくりすることに我が家にも同社製の片手鍋がありました。
そのウルシヤマ金属工業が製造しているガス専用炊飯かまど付き羽釜『釜炊き三昧』が、結果的に今回色々な製品をふるいにかけて最終的に勝ち残って購入した商品です。
こちらの製品は5・3・2合炊きの3種類での展開です。
今まで長々と迷った経緯を書いてきましたが、最終的に購入した釜炊き三昧と最後まで迷ったかまどさんとを比べた個人的な感想を書きたいと思います。
- かまどさんは落下や急激な温度変化で割れる心配がある
- かまどさんはお米を吸水させるのに30分以上置く場合、鍋を傷める原因になるので別のボウルなどに移し替えて吸水させる必要がある(セットして置ける時間が短い)
- かまどさんの底のザラザラがキッチンワークトップ及びシンクを傷つけてしまいそう
- 両製品の重さの違い(かまどさん5合用約5Kg 釜炊き三昧5合用約2Kg)
- かまどさんは吹きこぼれしにくい構造(2重蓋)、釜炊き三昧は吹きこぼれを受ける構造
- 価格は釜炊き三昧のほうが割安(同じ5合炊きなら1万円以上の違いがある)
- 釜炊き三昧はSiセンサーと炊飯モードに対応している(かまどさんは1種類がSiセンサーのみ対応)
両製品共に美味しくごはんが炊けるのは色々と調べてわかりましたが、ほんの少しの手間や使い勝手の差で我が家では、
『釜炊き三昧』
が勝利しました。
実際に炊いてみた
それでは釜炊き三昧の使い勝手がどうか?味はどうなのか?
我が家に届いた所から画像付きで紹介したいと思います。
商品到着
我が家では楽天市場のこのショップから購入しました。
何の指定をしなくても注文したその日に配送をして下さって、同じ関西地方だからか翌日には商品が到着していました。他にもキッチン用品、日用品など種類がすごく多い訳ではありませんが、多数取扱いがあります。良いショップさんだと思います。
こつぶっこ!? いえいえ頼んでいませんよ…。
こつぶっこではなく中身は注文通りでした!
たまには良いですねぇ、あり合わせの段ボールで配送されてくる感じが。梱包が丁寧にしていないと逆に悪い印象を与える要因になるかも知れませんが、この様に綺麗に梱包されていると、こういう箱で送られてきたことに少し昭和的な人情味を感じてしまうポチィでした。
かまど・釜・蓋が箱の中で既にセットされている感じで入っていました。
もしかして炊けた白ごはんが入っているなんてこと…。
もちろんありません!
白ごはんは入っていませんでしたが、釜がピカピカして綺麗です。
セットするとこんな感じです。
5合炊きで全体の最大寸法の横幅がΦ約250mm、高さ約170mmです。
いよいよ初炊飯
いきなりコンロに乗っかっていますが、すでに中には2合の洗米したお米が入っています。
こういう新しい製品が来ると、使ってみたがりぃのポチィは自分でやりたくなりますので、新居に引っ越して以来初めてキッチンに立ちました…。
普通に洗米して(因みに我が家では洗米は別のボウルでやります)吸水させるだけですが、釜炊き三昧の説明書には、
かなり長い時間(2時間)の吸水時間が書いてありました。今回は初めての炊飯なので説明書通りに従いましたが、実際は20分~30分位でも大丈夫だと思います。そのあたりは各家庭のお好みで。
お米の吸水時間についてはわかりやすい記事があったので貼っておきます。
たまたま記事内で使用している釜が『釜炊き三昧』だったのでビックリです!
吸水時間が経てば点火をしてコンロの火加減調整レバーをごはんマークに合わせ、調理機能を選ぶボタンを押して、ごはんと書かれている自動炊飯モードにすればあとは放っておくだけです。
我が家はハーマン(ノーリツ)社製のガスコンロですが、この自動炊飯モードなどの操作に関しては各家庭のコンロの説明書を見て下さい。
今回、自動炊飯モードを生まれて初めて使ったのですが、
【はじめ、ちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子が泣いても、蓋とるな】
を全部自動でやってくれるので本当に便利でした。何合で炊いても同じように上手に調節しながら炊いてくれるので、かなりの優れものだということが判明しました。
途中、誰かキッチンで凍え死にそうになってる!?と思うほど、恐ろしく蓋がカタカタと震えながら音を出し始めます。
見に行くとこんな風に吹きこぼれ初めていました。釜炊き三昧の蓋はずっしりと重くて適度に釜内の圧力を上げる仕組みになっていますが、それでもこんな感じに吹きこぼれます。
ただ蓋が釜に覆いかぶさる形状なので横に吹きこぼれが飛び散ることもほぼ無いですし、写真の様に吹きこぼれた水分は受け皿の形状になっているかまどの下部が受けてくれるので、コンロは汚れない仕組みになっています。
今回は初回お試しということで2合だけの炊飯にしましたが、我が家の自動炊飯モードでは点火から炊き上がりまでわずか約8分でした。そして炊きあがり後約20分蒸らしました。この間にかまどだけを外して先に洗ってもいいかとおもいましたが、かまどがセットされていることで多少の保温効果があると思うので、蒸らし時間が経過するまで待ってからかまどだけを外して、かまどが少し冷めてから水をかけておくことで受け皿の吹きこぼれ汚れもスポンジで軽く擦るだけで落ちるようになります。やけどには注意して下さい。
と、ここまで点火から蒸らし時間を含めて30分もかかっていないですが、
炊き上がりです!!!
お釜の中の状態が良かったことの目印になる『かに穴』も出来ています。
食べた感想
ちょっとグルメ番組気分で撮ってみました。
少し硬めのごはんが好みの我が家にピッタリの炊き上がりで(水加減と吸水時間で調節できます)、ポチィより断然お米にうるさい嫁さんも満足していました。圧力型IH炊飯器に比べると口に含んだ時の甘みは少ないかも知れませんが、米1粒1粒がしっかり立っていて噛むほどに甘みが増す感じで美味しいです。
ごはんを食べた時の感想で使われている事がよくあるので、こすり倒した感がある表現にはなりますが、まさしくカレーに合う感じのごはんです。関係ないですがポチィはそのカレーが大好物です!
人生の最後は棺桶にカレー粉と生のお肉・ジャガイモ・玉ねぎ・人参、それとローリエを入れてと嫁さんにお願いしていて、荼毘(だび)の最中に参列者の方を、えっ?カレーの匂い!?とキョロキョロとさせたり、アイツ死んだけどなんかいい匂いするなぁ…と、思ってもらえればそれで良いと思っているぐらいカレーが好きです。
話は逸れましたが、カレーの他に卵かけごはんにも合いそうです。
我が家では30穀米(これにはいつもご飯の概念超え過ぎやろと思っています…)なんていうのをよく炊くのですが、それを炊いた時もボソボソせずにモチッと良い感じに炊き上がりますし、いつか炊くであろう、かやくご飯(炊きこみご飯)も楽しみです。わざわざ冷やごはんにもして食べましたが、冷やごはんも甘みとモチッと感が増して美味しかったです。
使った感想
- 蒸らし後に混ぜてすぐに食べるなら問題ありませんが、少し置いたりする場合は蓋の裏についた水滴が落ちてベチャつきの原因になるので、気になる方は布巾を1枚挟むか、おひつに入れ替えるなどする方がいいです
- 余ったごはんをすぐに冷凍する我が家のライフスタイルにはピッタリですが、保温機能がないので保温機能を頻繁に使うご家庭には向いていない商品です
- 使用後の釜は少し冷めた後に水を入れて少しおくだけでスポンジですぐに綺麗になります
- 基本はアルミで出来ている商品なので普通に使っていればサビの心配はありません
- かまどのみをコンロの五徳に乗せると接点が浅く少し不安定ですが、使用時にはほぼ釜をかまどにセットした状態だと思うので、その状態では不安定さは解消されます
- かまどが五徳の上に乗らない大きさのコンロには使用できませんが、その場合問い合わせるとオプション製品があるみたいです。
- これから購入予定の方は大丈夫ですが初期型の釜炊き三昧において一酸化炭素の発生量がやや多くなる性質があり、かまどのリコールがかかっています。詳しい内容は会社HPに載っています。現在は販売がない初期型の2、4、6合炊きの釜炊き三昧をお持ちの方が対象です。かまどの寸法、形状でわかるみたいです
以上、お送りした新カテゴリ『買ってよかった オススメ』の記事ですが、今回購入した『釜炊き三昧』は大当たりでした。思わず口から、
「これ、めっちゃアタリやん!」
の言葉も出ました。特にガスコンロにSiセンサーと炊飯モードがついているご家庭ではオススメできる商品です。
注意!!
もしこの商品を買われる方はご注意を!!
大手ショッピングサイトを経由して購入するには問題ないと思いますが、釜炊き三昧を調べている時に以前このブログで書いた、
のシーリングファンを買う時にヒットした騙しサイトの様な店舗が今回も見つかりました。
どういう検索ワードで出てきたのか思い出せないですが、釜炊き三昧を調べている時にかなり検索上位にあったので被害が出ない様にポチィ憶えていることを書いておきます。
- 住所は兵庫県神戸市
- 今回はクレジット払いも選べる
- お問い合わせ欄もあるがクリックは出来ない
- 連絡先はフリーメールのアドレス(確かGmail)だけがHP上部に記載
- 相場より2000円ぐらい安い(釜炊き三昧5合なら売値価格が約4000円)
このサイトの唯一の連絡手段であるフリーメールアドレスを検索にかけて調べたところ、詐欺サイトを調べてその一覧を掲載している会社のHPにたどり着き、そこで詐欺サイトですとの記載があったのでほぼ裏付けはとれています。
皆さんお気をつけ下さい。
まさかのオチ
さて今回の記事が全部フリやったん?と思われてしまう様なことをカミングアウトします。
これだけ炊飯器に対して御託を並べてあーだこーだ言ってきたポチィですが、実は加齢と共に体型維持の為に夕食の白ごはんは抜いております…。
平日の食事の朝食はトーストパン、昼食は会社の仕出し弁当、夕食は家でおかずだけ…。
いつ釜炊き三昧のごはん食べんねんっ!
いや~、ほんとに申し訳ないです💦ですが休日の昼に食べることがありますので…。
ただ今回は『釜炊き三昧』を購入する運びとなりましたが、高級電気炊飯器・バルミューダ・バーミキュラ・かまどさんと、どの製品にも一長一短は当然ありますが、それぞれに美味しいごはんが炊ける様に考えられた製品であることには間違いないと思います…って、
今さら誰のどの口が言ってんねんっ!
ってなりますよね…。
最後に各家庭にピッタリないい炊飯器に出会って美味しいごはんを食べられることを願っております。
以上、家で白ごはんをほとんど食べていないポチィがお送りしました。
ではっ!